前回はごりごりと煮込みきれていない状態で時間ばかりかかってしまった牛すじ肉カレー。今回は圧力鍋を使ってすじ肉カレーを作ってみたいと思います。
牛すじ肉料理:牛すじ肉カレーのレシピ
すじ肉は例によって肉のハナマサで買ってきました。冷凍された牛すじのかたまりです。これを圧力鍋の中にそのままごろん、と入れます。
にんじんは皮をむいて半月状に切ります。前回はここで皮むき器で親指を切ってしまいましたが、今回は気をつけます。さらに、たまねぎを半分に切り、頭とお尻を切り落としてから茶色い皮を取り(頭とお尻を切り落とすと簡単に取れます)、食べやすい大きさに切って鍋の中に入れます。
水を多めに入れて、フタをしめ、火をつけます。
しばらくして、圧力鍋の蒸気口がしゅしゅしゅしゅ、と鳴り始めてから30分後に火を止めます。そして、内部の圧力が下がるまで放置。
フタをあけると、にんじんはやわらかく、たまねぎは崩れるほど…というか、溶けるほどやわらかくなっています。はたして、すじ肉は?というと、大きな固まりのままびょろんと広がっていて、なんだか堅そうです。
が、箸で刺してみると、あっさり刺さります。どうやら、ちゃんとやわらかくなっているようです!
大量に浮いている油をオタマですくって捨てます。すごい量。若干水を足して、カレールーを細かくちぎって鍋にばらまき、フタをせずに火をつけます。
そして、ついに出来上がり。
さっそく、暖かいごはんの上にカレーをかけて食べてみます。すじ肉のパーツがでかいのが気になりますが…。
やわらかい!なんとあの頑固なすじ肉が1時間弱でやわらかくなっています。やわらかさは「むにゅむにゅ」という感じ。もう少し長く煮込めば「とろとろ」になりそうです。たまねぎはどろどろに溶けてていい感じ。にんじんもおいしい。
ただ、カレーの味のしみ具合がちょっと足りない感じでした。カレールーを入れてから15分しか煮てないから無理もありません。あとは、若干、脂くささというか、獣くささが残っているような感じ。
ちょっと調べてみました。脂くささは、最初に煮込んだときに煮汁を全部捨て、新しく水を入れて煮込むといいということ。しまった。
若干の反省点はあるものの、かなり満足のいく仕上がりでした。明日、完全に味がしみたところで残りを食べてみようと思います。