うわあ、ああ、あああん。
今日も自動掃除機たちは悲鳴を上げながら我が家を掃除する。
吸い込んだゴミは、本体の容器にため込むわけだが、これが満タンになっていると、なんとなく嬉しい。
細かいわたぼこりはほとんど猫の毛だ。自動掃除機の前面には、ゴミをかき集める、回転式ほうき(?)がついているのだが、ここに、人間の長い毛が巻き付いている。これは妻の髪の毛だ。
洗面所の排水口などにも妻の髪の毛がちょくちょく溜まっていて、集めると人間一人分の髪になりそうだ。
最近、頭髪の元気がなくなってきた私としては、いらないんだったら集めて再生して、自分の頭にくっつけておきたいくらいだ。
この間、枕の上に抜けた私の髪を「おっとっと、もったいない」と、頭に戻す真似をしたら、妻から本当にかわいそうな人を見る目で見られた。
この冗談は、私の中で今後一切封印された。
話がそれたが、エー、何の話だったかな。
本体のごみをためる容器は、割とすぐいっぱいになるので、都度捨てるのがめんどくさい。
これをなんとか楽にできたらすばらしいのだが、私には「自動掃除機のごみ吸い取り口から別の掃除機でごみを吸い出す」というろくでもない考えしか思い浮かばなかった。
そんなの逆にめんどくさいよなあ、と当たり前のことを思いつつ、今回の体験談を終わる。