■1万ボルト帯電している人々
街ゆく人の静電気の大きさを測定。すると…
1万ボルトを超える人が続出。一方、1000ボルト程度の人も居ます。(ペンタイプのスタンガンで5万ボルト程度)
この差は一体?
「服装」が大きな原因となっています。
■静電気がたまりにくい服装
下記の帯電列表で、離れた素材ほど静電気が起こりやすいのです。セーター(ウール)と、フリース(ポリエステル)の組み合わせはかなり静電気がたまりやすくなります。逆にウールとナイロンとか、ポリエステルとアクリルという組み合わせは静電気がたまりにくくなります。
↑ウール
|ナイロン
|レーヨン
|人体
|綿
|革
|絹
|ポリエステル
↓アクリル
<帯電列表>
■もっと簡単に静電気を逃がす
導電性繊維というものが、裁縫用具屋などで売っています。これは、金属などの電気を通しやすい物を混ぜて作られた特殊な糸で、金属並みに電気を通します。これに触れるだけで、およそ7000ボルト帯電していた人がゼロに。スカートやズボンの裏側に縫い付けるだけで、簡単な静電気対策になります。これを応用した導電性繊維を編みこんだ静電気防止グッズもあります。
■靴からも静電気を逃がす
靴の底がゴムやプラスチックで出来ていると、静電気が地面に逃げにくくなります。また、底がぶ厚い靴も静電気が地面に逃げにくくなっています。静電気を逃がしやすくするには、比較的薄い、靴底のつま先付近に霧吹きなどで水を吹きかけることです。
以上、昔のあるある大辞典より