家の実家はプロパンガスでした。
11軒並んだ住宅の一番端っこにプロパン小屋みたいなのがあります。当時はこれが爆発したら大変だなー、とのんきに考えていました。
つい先日の話です。
実家で都市ガスに切り替えるための工事をするのに約10万円かかると親から聞きました。
それって、なんか新手の詐欺なんじゃないかと思って、色々調べていくと意外なことがわかってきたのです。
■料金の不透明さ
プロパンガスの料金は、家によって違うようなのです。ひどいところになると、隣の家と2倍近く違うとか。マンションに住んでて同じ間取りなのに家賃が違う、というノリと似ているかも知れません。隣の人ののガス料金明細見せてください、なんて普通言いませんよね。
■基本設備費は負担?
次に基本設備。親に聞いた話では、引っ越してきたときにはすでにプロパンガスは使えるようになっており、特に工事費等は払った覚えがない、とのことでした。プロパンガスは設備費を負担している? まあ、料金が高いので料金で元をとってやれということなのかも知れません。
■ホンモノの詐欺も
実家のガス工事はどうやら詐欺ではなかったようです。10万円という金額も、まあまあ妥当なところです。ところが、ガス工事と称して行われる詐欺もあるので注意。ガス会社によっては、料金を事前振込みしなければならないところがありますが、事前振込みの前にガス会社に確認しましょう。ネット通販でもいえることですが、事前振込みというのは最もしてはならないことの一つです。
■その他
集合住宅の場合は、都市ガスの方が安いとわかってても自分の家だけ都市ガスに変えるなんてことは出来ません。変えるとしたら、いっせいに変えるしかないのです。実家の場合は、誰かがこの事実に気づき、自治会でプロパンガス料金、都市ガス料金、工事費などを調査・検討した結果、満場一致で変えることになったそうです。こういうとき、自治会というのは頼もしいですね。